MRI認定試験過去問解説 第5回-19【頚椎(所見)】

脊髄に関しての問題です。

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問題

下記の画像所見を読んで、出現する知覚障害を解答して下さい。
[画像所見] T2強調正中矢状断像でC6/7椎間板の背側への突出がわずかに認められる。同部位の T2 強調横断像で左外側への限局性突出による左神経孔狭小化が描出されている。

[出現する知覚障害]
a.左肩甲骨挙上筋部への放散痛と痺れ。
b.右示指から中指に痺れと疼痛。
c.左環指、小指内側部の痺れ。
d.右環指、小指内側部の痺れ。
e.左示指から中指に痺れと疼痛。

解答

e

解説

脊髄神経

脊髄神経は左右31対あります。

上から頸神経8対(C1-C8)、胸神経12対(T1-T12)、腰神経5対(L1-L5)、仙骨神経5対(S1-S5)、尾骨神経1対(Co)となります。

椎体の数と同じだけ神経があり、椎体の下に同名の神経がきます。しかし頸神経だけ椎体の個数より1対多く椎体の上に同名の神経がきます。

これら神経の皮膚での分布領域は決まっていて、表したものを皮膚分節(デルマトーム)と呼ばれます。
  これです↓

日本緩和医療学会ガイドライン

例えばですが、腰椎L4/5の椎間板ヘルニアにより第4腰神経を障害してしまうと膝からすねのあたりに症状が出ます。

問題に戻って

ここで問題に戻りますが、この問題にはどうやら画像があるようです。しかし磁気共鳴学会にアップされているものには画像がありませんでした。

そこで何となく想像で画像を書きました!

おそらく文章のみでも解ける問題ですが画像あった方がわかりやすいかなと思いまして。
もし本当の画像と違っていたらごめんなさい。

再度問題の内容です。
T2強調正中矢状断像でC6/7椎間板の背側への突出がわずかに認められる。
同部位のT2 強調横断像で左外側への限局性突出による左神経孔狭小化が描出されている。

C6/7椎間板突出により障害される恐れがあるのは第7頸神経かと思われます。
デルマトームから第7頸神経は示指から環指に分布しています。

選択肢がbとeに絞られましたが「左外側への限局性突出」とあるので回答はeと考えられます。

今回デルマトームについて少し調べましたが、デルマトームにも様々種類がありものにより分布領域が多少異なっていました。

まとめ

脊髄神経についてでした。整形外科があり普段から脊髄のMRIを撮影されている方には大した問題ではなかったですかね。僕は普段から頚椎を撮影していますがcかeで迷いました。デルマトームは覚えておくと臨床でも役に立ちそうですね。

参考書籍・文献

Spinal Surgery 26 デルマトーム図

 

解答に関して、今まで培った知識や書籍・文献を参考に導出したもので、私の認識不足により間違っている可能性もございます。ご理解いただいた上でご参考ください。

MRI認定試験の合格を目指している方のお手伝いができればと思っています。

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