【第13回】MRI専門技術者認定試験 過去問

2018年出題、問題数50問

目次

第1部

1) 緩和時間に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 縦緩和時間 ≧ 横緩和時間である。
2. T1 緩和はスピン-格子緩和とも呼ばれる。
3. T2 緩和はスピン-格子緩和とも呼ばれる。
4. スピン-格子緩和時間とは、縦磁化が初期磁化の 36.8%になる時間である。
5. スピン-スピン緩和時間とは、縦磁化が初期磁化の36.8%になる時間である。

解答
1.○縦緩和と横緩和は同時に始まるが横緩和が先に終了する(T1値>T2値)、ただし純水のみ同時に終了する(T1値=T2値)。
2.○
3.×スピン-スピン緩和
4.×T1:縦磁化が63.2%まで回復する時間
5.×T2:横磁化が36.8%まで減衰する時間

2) 受信コイルに関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. Birdcage コイルは表面コイルとして用いる。
2. Array コイルは個々のコイルが重なるように配置されている。
3. 円形コイルはコイル面が静磁場方向と平行するように配置するとよい。
4. 筒型超伝導 MR 装置のガントリ内蔵コイルは Solenoid コイルが用いられる。
5. Circular polarization(CP)コイルの信号雑音比は Linear polarization(LP)コイルの 2 倍である。

解答
1.×ボリュームコイルなどに用いられRF送信を行える。
2.○
3.○
4.×ソレノイドは永久磁石型のようなB0が鉛直方向の場合にしか用いられない。
5.×CP:円偏波、LP:直線偏波、SNRは√2倍となる。

3) k 空間に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. k 空間は複素数で表される。
2. 波数とは周波数の逆数である。
3. k 空間の中心は交流成分を意味する。
4. 空間周波数の単位は K(Kayser)で表される。
5. 位相エンコード数を少なくすると撮像時間は長くなる。

解答
1.○
2.×周波数:単位時間あたりの波の数〔Hz=s-1〕 波数(空間周波数):単位距離あたりの波の数〔m-1
3.×
4.○
5.×短くなる。
解説

4) NEMAにおける歪みの性能評価法に関する正しい記述はどれか。(正解2つ)

1. スライス厚は 5mm 以下とする。
2. 歪率の許容範囲は±10%である。
3. EPI や GE の測定時は周りを水溶液に浸す。
4. 距離の測定間隔は 45°以下で 4 本以上とする。
5. 測定値と実寸の誤差割合を算出し、最大誤差を表記する。

解答
1.×10mm以下
2.×±5%
3.×スピンエコーで測定
4.○
5.○
歪み測定

5) NEMA における SNR 測定に関する正しい記述はどれか。(正解2つ)

1. 測定法は差分法である。
2. 算出式は SNR=S /(√2 × SD)である。
3. Fast SE 法は撮像シーケンスとして使用できない。
4. 体幹部はボディーコイルで,頭部はヘッドアレイコイルを使用する。
5. ファントムは T1 値が 1200ms 以上で T2 値が 50ms 以下のものを使用する。

解答
1.○
2.×SNR=(S×√2)/ SD
3.○
4.×ガントリー内蔵のbodyコイルは使って良い、シングルチャンネルでないものは不可。
5.×T1値<1200ms、T2値>50ms
解説(SNR測定)

6) パラレルイメージングのSNR測定に関する正しい記述はどれか。(正解2つ)

1. 位置依存性がある。
2. ジオメトリーファクターに依存する。
3. 臨床画像では空中雑音法を用いる。
4. 臨床画像では空中信号法を用いる。
5. 必ず感度補正を行った画像を用いる。

解答
1.○
2.○
3.×5定点差分法を用いる
4.×
5.×
解説(SNR測定)

7) 同じ大きさの FOV でマトリクス数を 512×512 から 256×256 に変更し、受信バンド幅を 2 倍とした場合の SNR は何倍か。

1. 2 倍
2. 4 倍
3. 4× √2 倍
4. 4 / √2 倍
5. 2 / √2 倍

解答
1.○
2.×
3.×
4.×
5.×


解説

8) 頭部の解剖に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 穿通枝は中大脳動脈のみに存在する。
2. 前脈絡叢動脈は内頸動脈から分岐する。
3. 脳下垂体には血液脳関門(BBB)は存在する。
4. 黒質はメラニン色素を持っており橋に存在する。
5. 外側レンズ核線条体動脈(LSA)は穿通枝である。

解答
1.×前大脳動脈、後大脳動脈にも存在。
2.○
3.×脳室周囲器官(下垂体、脈絡叢、松果体など)では存在しない。
4.×中脳に存在。
5.○
解説(脳動脈),解説(腹部血管)

9) 頭部の MR Venography に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. A は上矢状静脈洞である。
2. B はガレン大静脈である。
3. C は下矢状静脈洞である。
4. D は S 状静脈洞である。
5. A-D すべて架橋静脈である。

解答
1.○
2.○
3.×上矢状静脈洞
4.×横静脈洞
5.×架橋静脈は脳表の静脈と硬膜静脈洞をつなぐ、ガレンは違う。
解説(頭静脈)

10) 上腹部の解剖に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 胆汁は胆嚢で生成される。
2. 副脾は膵内にも存在する。
3. 十二指腸は腹腔内臓器である。
4. 副腎は皮質と髄質に分かれている。
5. 肝門とは左葉内側区(S4)と尾状葉(S1)の間隙である。

解答
1.×肝臓で生成。
2.○
3.×後腹膜臓器
十二指腸、膵臓、腎臓、副腎、尿管、膀胱、腹部大動脈、下大静脈、交感神経幹、上行結腸、下行結腸、直腸。
4.○
5.○

11) 膝の解剖に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 膝を伸展すると前十字靭帯は緊張する。
2. 後十字靭帯より前十字靭帯の方が太い。
3. 前十字靭帯には2つの主要な繊維束がある。
4. 前十字靭帯より後十字靭帯の方が断裂する頻度が高い。
5. 膝を構成する靭帯は前十字靭帯、後十字靭帯、側副靭帯である。

解答
1.○
2.×後十字靭帯の方が太い。
3.○前内側線維束(AMB)、後内側線維束(PMB)。
4.×前十字靭帯の方が頻度高い。
5.○

12) 乳房の解剖に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 乳管は乳頭に集合する。
2. 副乳は乳房外には生じない。
3. 造影剤は母乳から排泄される。
4. 乳腺は腺葉が集まり小葉になる。
5. 乳腺はクーパー靭帯で固定されている。

解答
1.○
2.×乳房外にもできる、哺乳類の乳房のある位置に出来る(脇下からへそ横を通り鼠径付近まで)。
3.○排泄されるがGd造影剤の投与後24時間以内の母乳への移行は投与量の0.04%未満とかなり微量解説
4.×小葉の集まりが腺葉。
5.○

13) 女性骨盤の MRI 検査に関する正しい記述はどれか。(正解1つ)

1. Dermoid cyst は T1 強調像で高信号、T2 強調像で低信号を示す。
2. 子宮腺筋症は点状出血により T1 強調像で散在する高信号を示す。
3. 成熟嚢胞性奇形腫における T2 強調像の低信号は shading とよばれる。
4. T2 強調像で低信号を示す筋層内病変で境界不明瞭なら子宮筋腫とされる。
5. Endometriotic cyst は皮脂腺から分泌された皮脂により T1、T2 強調像で高信号を示す。

解答
1.×成熟嚢胞性奇形腫、皮脂腺から分泌された皮脂を含みT2WIも高信号。
2.○
3.×shadingは内膜症性嚢胞で観察される。
4.×子宮筋腫の境界は明瞭。
5.×Endometriotic cyst:内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)、繰り返し出血することで古い血液成分が含まれT1で高信号、T2では凝固血液や脱落上皮などにより低〜高信号となる。

14) 心臓の MRI 検査に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 薬剤負荷を行う際には前処置が必要である。
2. 心臓サルコイドーシスの好発部位は心筋内層である。
3. 冠動脈の血流は安静時には 85%狭窄しないと低下しない。
4. 薬剤負荷を行うと,安静時では判断できない冠動脈狭窄の存在を知ることができる。
5. 心臓サルコイドーシスでは造影剤を使用すると血流欠損はほとんどなく、遅延造影を示す。

解答
1.×特に必要ない。
2.×中層や外層、心室中隔基部など色んな部位に生じる、造影パターンも様々。
3.○ちなみに負荷時の最大血流量は40〜50%狭窄で低下する。
4.○
5.○

15) 前置胎盤の MRI 検査に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. EPI を使用し動きに対応する。
2. 癒着胎盤を合併することがある。
3. T1 dark band がみられることがある。
4. 血管増生や血栓などがみられることがある。
5. Steady state free precession にて低信号を確認する。

解答
1.×高速撮像ではあるが胎盤評価での撮影には基本用いない。主な撮像はシングルショットFSE、T1GRE、SSFPなど。
2.○前置胎盤:胎盤が子宮口に接している状態。前置胎盤では胎盤が筋層に侵入する癒着胎盤を合併しやすい。
3.×T2 dark band:癒着胎盤に見られる。信号低下はフィブリン沈着や組織壊死による。
4.○T2ではフローボイドにより低信号、SSFPでは高信号で観察される(SSFP撮像の理由)。
5.×高信号。
胎盤

16) 関係のある正しい組み合わせはどれか。(正解 2 つ)

1. 脂肪肝 ― Focal spared area ― T2 強調像
2. 脳梗塞 ― Intra-arterial sign ― 拡散強調像
3. 前立腺癌 ― 神経血管束 ― T1 強調像
4. 子宮頸癌 ― Stromal ring ― T2 強調像
5. 粘膜下筋腫 ― Bridging vascular sign ― T2 強調像

解答
1.×脂肪肝において一部正常な肝臓が取り残され腫瘍のように見える、T1 out of phaseにて高信号。
2.×FLAIR。flow voidの消失と血液のT1短縮により閉塞した血管が高信号となる所見。
3.○前立腺の外側後方に小さな円形構造として描出、癌の進展により圧排、埋れて消失する。
4.○T2axialにおいて高信号の頸管上皮と粘液を低信号の頸部間質が取り囲む像。Stromal ringが断裂している場合腫瘍が頸部を超え浸潤していることとなる。
5.×漿膜下筋腫。子宮と腫瘤の間に造成血管のflow void。
解説(サイン)

17) 脳疾患の拡散強調像の所見に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 出血性脳梗塞では、高信号となることがある。
2. 低悪性度の脳腫瘍では、高信号となることがある。
3. 脳膿瘍では、多くの場合脳脊髄液と同程度の信号強度を呈する。
4. 多発性硬化症では高信号となっている部位のみに炎症反応がある。
5. クロイツフェルトヤコブ病では、脳皮質のみに高信号を認める症例がある。

解答
1.○
2.○
3.×脳膿瘍は高信号。CSFは低信号。
4.×多発性硬化症では髄鞘が炎症を起こし脱髄となってDWIで高信号が観察される。高信号部位のみというのが自信なし。多発性硬化症
5.○
解説(DWI所見)

18) MRI の造影検査や造影所見に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. eGFR は糸球体1分間あたりの濾過能力である。
2. 本邦で認められている消化管用造影剤は、T1 強調像で低信号を呈する。
3. Gd 系造影剤による T1 強調像での造影効果は、水の T1 時間延長効果を利用している。
4. Gd-EOB-DTPA 投与後の肝細胞相で、原発性肝癌はすべて肝細胞より低信号を呈する。
5. Gd 系造影剤を用いた灌流画像である dynamic susceptibility contrast 法では、T2*強調系の画像による信号低下を利用している。

解答
1.○
2.×T2WIで低信号、T1WIで高信号。
3.×T1短縮効果。
4.×胆汁を産生するgreen hepatomaは肝細胞相で造影剤の取り込みがある。EOBパターン
5.○
解説解説2

19) Proton MR spectroscopy(MRS)に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 乳酸(lactate) は虚血で上昇する。
2. コリン(Cho)は多発性硬化症で上昇する。
3. 放射線壊死のような病態では脂質(lipid)が低下する。
4. Cho/NAA の上昇は悪性腫瘍に高い感度と特異度を示す。
5. NAA(N-acetyl-aspartate)はびまん性軸索損傷で上昇する。

解答
1.○
2.○Cho、Cr、mInsなどは上昇、NAAは低下、慢性期ではmInsとNAA以外正常化。
3.×ピークが観察される。
4.×感度は高いが特異度は低い。
5.×低下。
解説(MRSピーク)

20) MRI の組織コントラストに関する正しい記述はどれか。(正解3つ)

1. 線維成分の多い組織では、T1 強調像、T2 強調像ともに低信号となる。
2. Magnetization transfer contrast(MTC)法は結合水の信号が増強する。
3. プロトン密度強調像は、半月板の描出に優れ膝関節の評価に有用である。
4. Arterial spin labeling(ASL)法の定量画像はプロトン密度強調像で信号補正を行う。
5. Blood oxygenation level dependent(BOLD)法は酸素化ヘモグロビンによる信号変化を利用する。

解答
1.○
2.×結合水の信号が低下する。MT効果
3.○
4.○
5.×脳の賦活部位で酸素を消費し局所血流量が増加、脱酸素化ヘモグロビン(デオキシヘモグロビン)濃度が低下し信号が上昇する。

21) Single-shot EPI(echo planar imaging)に対する multi-shot EPI の特徴に関する 正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 撮像時間が短い。
2. 傾斜磁場への負荷が少ない。
3. 磁化率アーチファクトが増加する。
4. 動きによるアーチファクトを生じやすい。
5. エヌハーフゴースト(N/2 ghost)を生じやすい。

解答
1.×長くなる。
2.○
3.×減少する。
4.○
5.×生じにくくなる。

22) 脂肪抑制技術としての反転回復法に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)
※ CHESS: chemical shift selective saturation

1. CHESS 法より信号雑音比が向上する。
2. CHESS 法より撮像時間が延長しやすい。
3. CHESS 法より加熱効果の影響を受けやすい。
4. CHESS 法より磁場の不均一性に左右されやすい。
5. 脂肪と同様の T1 値をもつ組織はすべて抑制される。

解答
1.×CHESSの方がSNRは高い。
2.○
3.×CHESSではプリサチュレーションパルスを使用するためSARが上がりやすい。
4.×CHESSでは磁場不均一になると脂肪の共鳴周波数からズレて飽和パルスが印加されるため磁場不均一に弱い。STIRは化学シフトを利用していないため磁場の不均一性に強い。
5.○

23) 撮像シーケンスに関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. CISS(constructive interference in steady state)は動きに強い。
2. ASL(arterial spin labeling)で算出できるのは局所血流量である。
3. Dixon 法にて((In-phase) – (Opposed-phase))/2 を計算すると水画像が得られる。
4. Balanced SSFP(steady-state free precession)の信号強度は T1/ T2 に比例する。
5. SWI(susceptibility weighted image)で Gd 系造影剤を用いると細い静脈が見えやすくなる。

解答
1.×動きに弱い。
2.○
3.×((In-phase)+(Opposed-phase))/2=((水+脂肪)+(水-脂肪))/2=水。減算では脂肪画像となる。
4.×T2/T1
5.○
解説(SSFP)

24) 化学シフトに関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 水の 1H 原子核の化学シフトは脂肪より約 3.5ppm 大きい。
2. 化学シフトアーチファクトは受信バンド幅を広げると強くなる。
3. 第 2 の化学シフトアーチファクトはあらゆる方向に出現する。
4. 第 2 の化学シフトアーチファクトは逆位相画像だけに見られる。
5. EPI を除き化学シフトアーチファクトは位相エンコード方向に現れる。

解答
1.○
2.×小さくなる。
3.○
4.○
5.×EPIでは位相エンコード方向に、その他シーケンスは周波数方向に出現する。
解説(化学シフト)

25) MR 画像撮像時に発生する騒音に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 患者が接触できるあらゆる領域において 99dB より高いピーク音圧レベルの 騒音を生じてはならないとされている。
2. 静磁場中で傾斜磁場コイルに流れる大パルス電流をオンオフさせることで傾斜磁場コイルが振動し、騒音が発生する。
3. 1 時間の等価騒音レベルが 140dBA を超える場合は、聴力保護具を適切に 使用するべきだと JISZ4951 に記述されている。
4. 騒音の測定方法としては NEMA MS4 が用いられ、MR 装置最大の傾斜磁場騒音を MGAN、臨床画像撮像条件で発生する最大騒音を MCAN と定義されている。
5. 聴力低下に対する保護の規格は、職業的に長期にわたって騒音にさらされ る人が永久的に難聴となるリスクに基づいており、24 時間平均として 80dBA が限界値として広く受け入れられている。

解答
1.×140dBAより高いピーク音圧レベルの 騒音を生じてはならない。
2.○
3.×99dBA。等価騒音レベル:騒音レベルが時間と共に変動している場合、ある時間内の平均値を算出したもの。
4.○
5.○
解説(騒音)

第2部

26) JISZ4951:2017 における比吸収率 SAR(W/kg)に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 静磁場強度の2乗に比例し、傾斜磁場強度の2乗に比例する。
2. 最大エネルギー量(SAR×検査時間)は、リスクマネジメントによって制限される。
3. 成人に4W/kg の高周波を照射した場合、体内深部温度が 1°C上昇するというのが基本的な考え方である。
4. 第一次水準管理操作モードでの全身 SAR 上限値は、周囲温度が1°C上昇する毎に 0.25W/kg 低下させるべきである。
5. 任意の 10 秒間にわたる SAR の上限値(短期 SAR)は、既定値(各身体領域と操作モードにより決められた上限値)の 5 倍を超えてはならない。

解答
1.×SAR∝(σD(B0θR)2)/ρ 傾斜磁場強度は関係ない。
2.○
3.○
4.○
5.×2倍を超えてはならない。
解説(モード)

27) クエンチに関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. 緊急減磁装置を動作させるとクエンチが発生する。
2. 永久磁石型 MR 装置でもまれにクエンチが発生する。
3. クエンチが発生しても磁力が保たれているので吸引に関して注意が必要である。
4. 野外のヘリウムガス排気口の付近では通行人などが近づかないように警告表示板などを設置する。
5. クエンチ発生時 MR 室(撮像室)内の圧力は少し高くなるため、ドアは外開きもしくはスライドドアであることが望ましい。

解答
1.○
2.×液体ヘリウムを使用していないためクエンチしない。
3.×クエンチが発生しても数十秒間は磁力が保たれており吸引は気をつけるべきである。しかし消去法で×。
4.○
5.○
解説(クエンチ)

28) 以下の記号を説明した記述に関して正しいものはどれか。(正解 2 つ)

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. (A)は MR 適合を示している。
2. (B)は MR 条件付適合を示している。
3. (A)は撮像した画像に影響を及ぼすことがある。
4. (C)は能動的植込型心臓デバイス装着者の立ち入り禁止を示している。
5. (A)(B)(C)全ての記号は安全のため MR 撮像室の入口に掲示する。

解答
1.○MR Safe いかなるMR環境でも既知の危険性を持たない
2.×強磁場に対する注意。JIS Z4950:MR装置の設置されている施設の出入り口付近に表示する。
3.○
4.×MR Unsafe あらゆるMR環境で既知の危険性が発生することが判明している。
5.×ACは違う。
解説(標識)

29) JISZ4952:2012 (IEC62464-1:2007)「磁気共鳴診断装置 第 1 部 基本画質パラ メータの決定方法」に規定されているのはどれか。(正解 3 つ)

1. 比吸収率(SAR)
2. 2 次元幾何学的歪
3. ゴーストアーチファクト
4. 末信号比ノイズ(SNR)
5. 梢神経刺激(PNS)閾値レベル

解答
1.×基本画質パラメータの決定方法に規定されるものは、信号ノイズ比、均一性、2次元のスライス厚及びスライスプロファイル、2次元幾何学的ひずみ(歪)、空間分解能、ゴーストアーチファクト、(上記項目についての不変性試験)
2.○
3.○
4.○
5.×

30) 下図は傾斜磁場(赤線)と dB/dt(磁場の時間変化率、青線)の波形である。傾斜磁場強度 10mT/m、実効刺激持続時間(立上り時間)0.1ms とした場合、dB/dt お よび SR(スリューレート)を求めた時の適切な組合せはどれか。ただし dB/dt は磁場中心から 0.2m の位置で算出する。

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. dB/dt:100T/s SR:100T/m/s
2. dB/dt: 20T/s SR:200T/m/s
3. dB/dt: 40T/s SR:100T/m/s
4. dB/dt: 20T/s SR:100T/m/s
5. dB/dt: 20T/s SR: 20T/m/s

解答
1.×
2.×
3.×
4.○SR=Gp/τr  Gp:プラトー部分 τr:rise time:プラトーに達するまでの時間 SR=10[mT/m]/0.1[ms]=100[T/m/s]
dB/dt=x・SR x:原点からの距離 SR:スリューレート dB/dt=0.2[m]・100[T/m/s]=20[T/s]
5.×

31) 条件付き MRI 対応ペースメーカを植込んだ患者の MRI 検査を実施するための要件に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 磁気共鳴専門技術者でないと実施できない。
2. 呼吸停止のシーケンスを撮像してはならない。
3. 検査時は生体モニタを装着しなければならない。
4. 所定の研修を受講していなければ実施できない。
5. ペースメーカの MRI 対応モードは自己脈より長く設定する。

解答
1.×可能。
2.×可能。
3.○
4.○
5.×短く設定。

32) MRI 用造影剤に関する正しい記述はどれか。(正解3つ)

1. ガドリニウムは原子番号 64 の重金属で生体に対して強い毒性がある。
2. CT と MRI では造影剤を禁忌とする推算糸球ろ過量(eGFR)の基準値が異なる。
3. 超常磁性酸化鉄製剤(SPIO)はヘモクロマトーシスなど鉄過敏症の患者に禁忌である。
4. 線状型キレート構造のガドリニウム造影剤を繰り返し使用すると小脳歯状核に蓄積する。
5. 高濃度(1.0mol/L)造影剤を急速静注すると造影剤濃度が高くなるため超早期相でより高信号に造影される。

解答
1.○
2.×同じ。eGFR<30は造影剤を避ける。
3.○ヘモクロマトーシス:先天的または後天的に体内の鉄が異常に増加し、肝臓、膵臓、心臓などの臓器に過剰に沈着する病気、SPIOは鉄を含むため禁忌、過剰に鉄がたまると合併症を起こす。
4.○淡蒼球や尾状核も高信号になるとの報告もある、環状型では蓄積して高信号になることはないが極微量の蓄積を生じる報告もある。
5.×MRI造影剤はT2短縮作用も強くなるため高濃度ではかえって信号低下の原因となることもある。
解説

33) 安全基準として添付文書に記載される静磁場における空間の傾斜磁場(空間勾配磁場)に関する正しい記述はどれか。(正解2つ)

1. 単位は gauss/cm または tesla/m で表す。
2. ガントリ Z 軸方向の開口部より中心部の方が強い。
3. ガントリ X-Y 方向の辺縁部より中心部の方が強い。
4. この値は「磁場による力」×「静磁場」によって求まる。
5. 水平静磁界の磁束密度分布の最大偏向角点である。

解答
1.○
2.×開口部の方が強い。
3.×辺縁部の方が強い。
4.×「静磁場」×「空間勾配」
5.○
類似問題12-34

34) 添付文書の記載内容に関する正しい記述はどれか。(正解2つ)

1. 添付文書は電子化して公開しなければならない。
2. MRI 検査に関する記載事項がなければ MRI 検査は施行可能である。
3. 被検者のいかなる状況においても添付文書を逸脱すると刑事責任を問われる。
4. 条件付 MRI 対応ペースメーカの添付文書には患者への教育の徹底が記載されている。
5. 添付文書は医療機器や医薬品の製造者が遵守しなければならない事項が記載されている。

解答
1.○ちなみに2021年8月から紙の添付文書が廃止され電子的な閲覧が基本となるそう。
2.×施行不可でも記載がない場合がある。
3.×特段の合理的理由がある場合などは問われるとは限らない。
4.○
5.×おそらく無い。

35) 発熱の危険性を高める因子はどれか。(正解2つ)

1. 造影剤
2. 高周波強度
3. 静磁場強度
4. 超電導冷媒量
5. 傾斜磁場強度変化率

解答
1.×
2.○SAR∝(σD(B0θR)2)/ρ
3.○
4.×
5.×

36) MR 血管撮像(MRA)に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 飽和効果を減少させるにはフリップ角を増加させる。
2. PC(phase contrast) MRA 法は血流方向を示す画像を強度画像で示す。
3. VENC(velocity encoding) が小さすぎると速度折り返し現象が起こりやすい。
4. MT(magnetization transfer) パルスは脳では流れの速い血管の描出をよくする。
5. TONE(tilted optimized non-saturating excitation)は異なる励起フリップ角を用いて飽和効果を減少させる。

解答
1.×フリップアングルを小さくする。
2.×位相画像。
3.○
4.×遅い血管。
5.○TONE法では流入側を小さいフリップ角にし飽和効果を抑えて血流信号の余力を残し、流出側で大きいフリップアングルとして飽和効果を強くし血流信号を出す。

37) FLAIR 画像に見られる脳脊髄液信号の抑制不良(矢印)に関する正しい記述はどれか。(正解3つ)

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. 長い TI が原因である。
2. 縦緩和時間が短いことが原因である。
3. スライスギャップが広いと顕著になる。
4. Inversion pulse の励起帯域が狭いと顕著になる。
5. Acquisition 数(concatenation 数、package 数)を減らすと顕著になる。

解答
1.○TIが長いとNull pointを超えて信号が回復してくるから。
2.×TIがそのままだとしたら縦緩和時間が短くなるとnull pointを超えて信号が回復してくる。
3.×スライスギャップが狭い方が顕著になる。
4.○
5.○

38) 3D TOF-MRA MIP 画像の内頚動脈の信号欠損(矢印)に関して血管狭窄以外に考えられる影響はどれか。(正解 2 つ)

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. 乱流
2. 飽和効果
3. 位相分散
4. MTC 効果
5. In-flow 効果

解答
1.○分岐部や狭窄部などで特に発生しやすく信号が低下する原因。
2.×励起パルスを何度も照射することで縦磁化が十分に回復できず信号が小さくなってゆく。
3.○磁場勾配下で磁気モーメントが様々な方向に移動することで位相分散が生じる、乱流や渦流の結果位相分散となる。
4.×MRAにおいて脳実質の信号を抑制するために利用される。
5.×撮像断面に血液が流入することで高信号となる。

39) 画像のアーチファクト(矢印)に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. エイリアス信号によるものである。
2. 受信バンド幅を狭くすることで防ぐことができる。
3. 飽和パルスを印可することで発生を防ぐことができる。
4. ナイキスト周波数以上でサンプリングしたときに発生する。
5. サンプリング間隔が標本化する周期の半分より大きい場合に発生する。

解答
1.○
2.×
3.○
4.×ナイキスト周波数:標本化するときのサンプリング周波数の1/2。ナイキスト周波数以上でサンプリングすればアーチファクトはでない。
5.○折り返し防止には1周期に2つ以上のサンプリングが必要→サンプリング間隔が半周期以下でなければならない。
類似問題12-20

40) Gradient Echo 型 T1 強調画像の大動脈由来のアーチファクト(矢印)に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

日本磁気共鳴専門技術者認定機構より

1. TE を短くすると間隔(D)は狭くなる。
2. 加算回数を増やすと間隔(D)は狭くなる。
3. 心拍周期が短くなると間隔(D)は狭くなる。
4. 流速補正傾斜磁場を用いると軽減できる。
5. プレサチュレーションパルスを用いると軽減できる。

解答
1.×間隔D=撮像時間(Ny*TR*NSA)/動きの周期T TEは関係ない。
2.×広くなる。
3.×広くなる。
4.○
5.○
類似問題12-22

41) 高速撮像法に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. スパイラルスキャンは信号取得時の k 空間座標が極座標系になる。
2. 圧縮センシングとはエルミート対称性を利用してk空間の一部をサンプリングする方法である。
3. Parallel imaging は k 空間を間引いて信号を取得し複数コイルの空間的感度差を用いて画像を作成する。
4. SENSE(sensitive encoding)法を用いた場合の SNR は用いない場合の 1/√R(reduction factor)倍となる。
5. SMASH(simultaneous acquisition of spatial harmonics)法はフーリエ変換後に複数コイルの空間的感度差を用いて展開する方法である。

解答
1.○螺旋状にスキャンするため円軌道となる。スパイラルスキャン
2.×多くの圧縮技術は大容量の観測データを取得後圧縮するが、圧縮センシングはスパース性を利用し観測データを少なくしk空間でのランダムサンプリングから圧縮を行う。
3.○
4.×S/NSENSE=(S/Nfull)/(g√R)
5.×k空間内での展開。
解説解説(圧縮センシング)

42) メタルアーチファクト対策に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. スライス厚を厚くする。
2. 空間分解能を高くする。
3. 受信バンド幅を広くする。
4. 空間飽和パルスを用いる。
5. 送信 RF のバンド幅を広くする。

解答

1.×ボクセルが小さいほど抑制されるため、スライス厚は薄くする。
2.○ピクセルが小さくなるため。
3.○信号取得にかかる時間は短縮され信号が分散してしまう前に取得できる。
4.×関係ないのでは。
5.×スライス厚=BW/Gで送信バンド幅を広げるとスライス厚が厚くなってしまう。

43) Balanced SSFP に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 信号強度は T1/ T2 に比例する。
2. TE と TR はコントラストの指標とはならない。
3. Banding artifact は TR を短くすると低減できる。
4. 血液を高信号にするにはフリップ角を浅くすると良い。
5. 各 k-space order の shot 間隔が長いほど軟部組織と血液の信号が減少する。

解答
1.×T2/T1
2.○
3.○
4.×フリップ角を大きくする。Balanced SSFPでは3方向の傾斜磁場により3方向に流速補正がかかる。
5.×shot間隔を長くとることで血液が高信号となるが、T1緩和により軟部信号も高くなる。
解説(SSFP)

44) Fast SE 法にて受信バンド幅を広げたときの影響に関する正しい記述はどれか。(正解 1 つ)

1. SNR が増加する。
2. SAR が増加する。
3. 最短 TE が長くなる。
4. サンプリングタイムが長くなる。
5. モーションアーチファクトが増加する。

解答
1.×低下する。
2.○
3.×BWを狭くした場合はサンプリング時間が長くなることでTEが延長する。
4.×短くなる。BWとは反比例の関係。
5.×低減する。

45) SWI(susceptibility weighted imaging)に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 動脈系の描出に適している。
2. 磁化率による周波数分散の違いを強調している。
3. 静磁場強度は低いほうが微細な磁化率の違いを捉えやすい。
4. ボクセルサイズは小さいほうが微細な磁化率の違いを捉えやすい。
5. 微量な鉄沈着や酸素飽和度(デオキシヘモグロビン量)の違いを描出できる。

解答
1.×静脈系に適する。
2.×位相分散。
3.×静磁場は高い方が良い。
4.○
5.○

46) Arterial spin labeling (ASL)に関する正しい記述はどれか。(正解 3 つ)

1. Pseudo CASL(pCASL)では RF パルスを連続状に印加する。
2. Pseudo CASL(pCASL)は pulsed ASL(PASL)と比較して SNR が高い。
3. Continuous ASL(CASL)の代表的な手法として FAIR、STAIR、PICORE などがある。
4. 脳虚血がある場合は post labeling delay(PLD)によって描出されるイメージは異なる。
5. ラベリングの方法は,大別して pulsed ASL(PASL)と continuous ASL(CASL)に分けることが出来る。

解答
1.×pCASLは連続ではない。
2.○
3.×PASLの種類。
4.○PLD:ラベリングしてから撮像までの時間
5.○

47) 頚部の撮像技術に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. Motion artifact を軽減するため、受信バンド幅を広く設定した。
2. Metal artifact を軽減するため、T1 強調像を spin echo 法から fast spin echo 法に変更した。
3. 検査依頼内容が脊椎転移性腫瘍の検索目的であったため、T2 強調像から撮像した。
4. 腕神経叢を評価するため、拡散強調像の脂肪抑制法は局所磁場均一性の高い CHESS 法を選択した。
5. CSF の flow void artifact 軽減のため、T2 強調横断像に fast spin echo 法を選択した。

解答
1.○
2.○FSEでは180°パルスを多用することで磁場不均一による位相分散を常に再収束するためMetal artifact軽減となる。
3.×T1Sagで転移性腫瘍が低信号となる。T2から撮っても悪くはないが試験なので×
4.×CHESSでは磁場不均一に弱く腕神経叢のような(頸胸部Cor)撮影には向かない。STIRなどを使用。
5.×FSEに変更してもflow void artifactの改善にはならない、T2*などを使用。
解説(DWI)解説(デルマトーム)

48) 乳腺の撮像技術に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 血性乳汁分泌の診断に T2*強調像を追加撮像した。
2. 両側乳房撮像において脂肪抑制法は使用すべきでない。
3. 非浸潤性乳管癌の診断に高い b 値の拡散強調像を追加撮像した。
4. 拡散強調像は single-shot EPI 法よりも multi-shot EPI 法の方が歪みは小さい。
5. 造影ダイナミック検査は時間分解能よりも空間分解能を優先した撮像条件を構築する。

解答
1.×T1WIで高信号となるためT2*の追加は必要ない。
2.×両側片側にしろ脂肪抑制は使用すべき。
3.×非浸潤性乳管癌はDWIでの検出が困難。
4.○
5.○
解説(DWI所見)

49) 頸動脈の black blood imaging に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. 呼吸性アーチファクトを軽減するため脂肪抑制を付加して撮像した。
2. プラークの性状を得るために拡散強調画像(b 1000s/mm2)を撮像した。
3. 2 次元データ収集 FSE 法で撮像する場合は心電同期もしくは脈波同期が必須である。
4. 3 次元データ収集再集束フリップアングル法で撮像する場合は心電同期もしくは脈波同期が必須である。
5. 3 次元データ収集再集束フリップアングル法で撮像する場合は血管走行に対して垂直に撮像断面を設定する必要がある。

解答
1.○
2.×性状評価にDWIは用いらない。
3.○
4.×同期は必要ない。
5.×inflow効果の影響をなるべく抑えるため血管走行と平行とする。
解説(FSE)解説(3DFSE)解説(DWI)

50) 心臓の撮像法に関する正しい記述はどれか。(正解 2 つ)

1. レトロスペクティブ心電図同期シネ撮像法はフラッシュアーチファクトが発生する。
2. 心臓 perfusion MRI は Gd 系造影剤をボーラス注入してファーストパスによる T2* 減衰効果を利用する。
3. Double-inversion recovery 法を用いた black blood 法は2つの選択的 inversion pulse を用いて血液信号を抑制する。
4. 遅延造影に用いる phase-sensitive inversion recovery(PSIR)法は通常の IR 法 よりも TI の影響が少ない撮像法である。
5. 心筋タギング法はスライス内の磁化を空間的に変調させる選択的励起パルス (SPAMM パルス)を用いてシネ撮像を行う。

解答
1.×レトロスペクティブは発生しない、プロスペクティブで発生。
2.×T1短縮効果、狭窄の無い部位では造影剤の流入により信号強度が上昇。
3.×始めに非選択的パルス、次に選択的パルスを用いる。
4.○
5.×SPAMM(spatial modulation of magnetization)パルスは領域非選択的に印加されるパルス。
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